- 4速AT化
- 3速ATから4速ATに変更すると、ミッションが長くなる分プロペラシャフトを短くし、ミッションメンバー形状も変わります。
MS102クラウン用に、M型のミッションハウジングを移植したA42DLをいよいよ搭載します。
しかし、最悪搭載できずに、元に戻す可能性もあるのでなかなかやる気が出ません!
まあ、やってみないことには結果はわかりませんので、テンション60%で作業開始!
まずプロペラシャフトを取り外しました。
短いのが、4速用で長いのがノーマルです。
しかし、いきなり問題が発覚!
プロペラシャフトはポン付けできると思っていたのに、デフとの接続部分のコンパニオンフランジが違っていました!
取り付けネジの距離が違ってデフに合体できません!
センターベアリングの取り付けボルト間も距離が違っています!
よくよく観察すると、プロペラシャフト自体の太さも違うし、センターのジョイント部分の形状も違っています。
共通なのは、ミッションに差し込まれるスプラインと、二軸目(後ろ)の長さくらいか!
100系から110系に変わって、プロペラシャフトは一新されているようで、簡単に流用は出来ません。
一軸目だけを、MS112の短いシャフトに組み替えればクリアー出来ますが、
プロペラシャフトは、一軸目と二軸目をミックスするとバランスが狂って振動してしまう可能性が高いのです。
最悪の場合は、ミックスするしかありませんが、出来ればミックスは避けたい!
デフ側のコンパニオンフランジをMS112用に交換できれば、ミックスせずそのまま取り付ける事が出来るはず!
でもMS112用コンパニオンフランジが取付けできるのか?
デフ側のスプラインが合うかが問題!
いやそれより部品があるのかのほうが問題!!
ダメ元で部品を頼んでみることに!!
いきなり、問題発生でテンションが下降気味です・・・・
そのままペラシャを元に戻したくなりましたが、先に進みます。
旧車の場合、なにをやるにも手間がかかります!
ボルトが錆びて最後の最後まで硬かったり、折れそうだったり・・・
なんとか降ろして、あれ〜!!
シフトインシュレータースイッチの、角度固定ボルトがなくなっていて、シフトレバーを動かすたびにインシュレータースイッチがぐらぐら動いてしまいます。
以前から、時々セルモーターが回らなくなっていたのはこれが原因だったのです。
セルモーターは修理したのに、直らなかったので、インシュレータースイッチが接触不良だと思っていたのですが、ボルトを取り付けて調整すれば直ったんですね〜
しかし、ミッションを載せ換えるので、これでセルが回らなくなる症状もなくなります!
奥が4速ミッションで、手前が3速です。
ミッション自体の長さが4速の方が長いです。
オイルステッキの位置が反対になりますが特に問題はありません。
5M用のミッションハウジングがM型に合うのか、形を写し取って確認してみました。
見た感じはまたく同じに見えましたが、細部は少し違っています。
しかし、ボルト位置は同じなので合体できそうです!
コンバーター側の取り付けボルト位置も合っています。
オイルクーラーに行くパイプがノーマルでは短いので使えません。
MS112用を用意しておいたので、そちらを使います。
ミッションメンバー形状は全く違います。
ミッションの長さが違う分形状が違っているのです!
しかし、メンバー取り付け位置は同じなので、MS112用が流用できます。
そのままボディーに取り付けできますが、サイドワイヤーの固定に問題が!
ノーマルはサイドワイヤーがミッションメンバーに固定されています。
しかしMS112のメンバーにサイドワイヤーを固定できるようになっていません。
単なる固定ではなく、ここでしっかりワイヤーを押さえないとサイドブレーキがききません。
固定ブラケットを付けられるように加工しなくてはなりません。
鉄板を溶接して、ブラケットをがっちり固定出来るように加工しました。
サイドワイヤーはインシュレータースイッチ付近を通ってくるので、干渉しないように位置決めする必要があります。
ミッションに繋がるアクセルワイヤーの長さが違っていました。
ワイヤー全体の長さも長いし、固定箇所からのワイヤーの出ている部分の長さもかなり長いです。
ワイヤーの組み換えも出来そうですが、固定のブラケットを加工したほうが簡単そうです。
なるべく、部品をミックスしたくないのです!
あと、配線とかありますが、搭載後でもできるので、とにかく乗っけてしまえ〜
ミッション本体は、特に問題もなく、普通に乗っかりました!
ボディー側に干渉するところもありませんし、 ミッションメンバーもそのまま付きました。
あとはペラシャを取り付ければ動かせます。
デフのコンパニオンフランジですが、まったく当てにしていませんでしたが、普通に入手出来てしまいました。
スプラインも同じでしたのですんなりデフに取付けできました。
ペラシャも合体!
プロペラシャフトの長さもばっちり合ってます。
センターベアリングの取り付けボルト間が合いませんが、ブラケット側を鈑金して強引に合わせました。
ペラシャは、MS112用をそのまま移植できましたので、振動などのトラブルも出ないでしょう!!
下から見た感じは、まったく違和感なく、完全に純正に見えます。
あとは、配管をつないでオイルを入れて、スロットルワイヤーを繋げば走行でる??