- 1G-GT
- TOYOTA 24VALVE Intercooler Twin-turbo
ISCVはアイドルスピードコントロールバルブのことです。
アイドル回転数を自動調整するバルブです。
アイドリングはエンジン負荷が掛かった時でも、目標回転数を保つように、自動調整されています。
ステップモーターによって、バルブが前後して、空気の流量を調整しています。空気を多く流せば、回転が上がります。
ISCVには、学習機能があります。
例えば、バルブ付近にカーボンが溜まってしまうと、空気流量が減り、回転は下がってしまいます。
しかし目標回転にならない場合、その分バルブをステップ バックさせて、目標回転になるように制御されます。
そしてその時のバルブステップ位置を記憶していて、次回は素早くそのステップ位置にバルブを移動させ て、目標回転を保ちます。
とは言っても、バルブにカーボンが溜まっていると、アイドリングが不調になりやすいです。分解して掃除してやると、調子良くなる事もよくあります。
スロットルバルブです。
キャブレターと違って、EFI車のスロットルバルブは何の仕掛けもありません。
ダッシュポットと、スロットルポジションセンサーが付いているだけです。
サージタンクの、スロットルバルブ用の穴と、ISCV用の穴です。ISCVの制御は複雑そうですが、ようするにスロットルバルブが全閉時に、ISCV用の穴から、空気をバイパスさせて、エンジン回転を微調整しています。
ISCV自体が、エンジンの回転を調整しているのではなく、コンピューターの指示に従って、空気の流量を調整しています。
サージタンクに刺さっている、バキュームホースを抜くと、そこからエアーをすってしまい、エンジン回転が高くなりますが、それと同じ理屈です。