- 不具合の症状
- パワステポンプより異音あり。
- ベルトを緩めると多少良くなるとのこと。
- 不具合箇所の予想
- 異音がしているのであれば、ベアリングがダメでは!
エンジンをかけてみたが、しばらく異音は発生しなかった。
そのままかけておくと、異音発生!
やはり、パワステポンプから音がしている。
かなり、ガラガラ音がしていて、ベアリングは完全にダメそうな感じ。
よく見ると、プーリーがかなりぐらついて回転している!
これはもうベアリングは完全にダメだね!
突然、異音が収まってしまった!?
しかもプーリーのぐらつきも収まり正常に回転している。
え、・・なんで?・・・ベアリングは大丈夫なのか?
とにかく、ポンプをよく観察してみる。
プーリーを手で回すと、ガラガラって感じだし、鉄粉が付近にたまっていた。
やはりベアリング死亡です!
あとは内部の痛み具合によっては、アッセンブリーで交換しないとならないかも!
実はこの車、「パワステの異音、今日中になんとか直して!今日の夕方納車なんだけど・・・」
・・・と、中古車業者様からの依頼でして、納車の日にトラブル発生ってのはよくある話です。
なんとかしてやりたいけど、ハウジングやシャフトが再利用できないと今日中は無理かな・・
プーリーを外してみると、ベアリングの玉が半数ないじゃん!
だからプーリーのぐらつきが一瞬直ってしまったんだ!
玉が偏ったときだけぐらついて、玉が全体にバラけていれば、とりあえず正常に戻った訳ね!
ベアリングは完全にバラバラだったが、シャフトのハウジングへの干渉も僅かでなんとか修理出来そう!
デーラーではアッセン交換でしょうが、この程度直せなくて整備士といえますかね〜・・・と思っているデーラーのメカニックは多い!!
パワステのベルトをきつく張るとベアリングに負担がかかるのでゆる〜く張ったほうがベアリングにやさしいのです!
しかしあまりゆるいと、ベルト鳴きしてしまうので鳴かない程度にゆるく張るのが良いかな〜
ベアリングは、近所の工具屋に買いに走って、新品に交換!
部品でデーラーに頼むより安いし早いので多用しています。
本来は、オイルシール類を交換したかったが、部品が間に合わなかったので、ベアリングのみ交換してシール類は再利用して、なんとか納車に間に合わせました!めでたしメデタシ。