- 不具合の症状
- エンジン始動出来ず
- 最初は多少アイドルしていたが、絶不調でその後エンジンストップ!
- 不具合箇所の予想
- 燃料系か点火系か?あるいはエンジン本体系の可能性も。
多少はアイドリングしているが、エンジンが吹け上がらずに動けないとのこと。
工場まで運んできてもらった。
さっそくセルを回してみると、いちようかかったが、絶不調でその後エンジンストップ!
二発は死んでいる感じ。
ダイアグの「FP」と「+B」を短絡してみるとポンプは動き燃料は供給されている模様。
じゃあ点火は?
とりあえず、タイミングライトを使ってみると光っているので、イグナイターやコイルは働いている。
多分点火系は大丈夫なのでは!(タイミングライトで簡単に点火をチェックできる。)
あとタイミングベルトは切れていないか?
オイルキャプを外して中を覗きながらセルを回してみる。
カムは回転しているので、タイミングベルトは切れていない。(タイミングカバーなんて外さないで確認できる!)
じゃあヘッドガスケットが抜けているとか!
そう言えば、オーバーヒートしたそうだ。
その後、水を入れたけど減っていないと言っていた!
ラジエターを見ると、減ってる!
満タンにしてみると、下から垂れてきた。
ウォーターポンプのあたりからだ!
これはオーバーヒートさせて、その後も乗り続けたので、ヘッドがダメかも!
とりあえず、オイルに水は混ざっていないようだ。
なんとなくこのエンジンはダメかも!・・・・っと思ってしまう。
重症の場合車自体を廃車にする可能性もあるので、いろいろばらしても無駄になる!
圧縮はあるのか?
リークテストをしてみる事にした。
V6エンジンなので奥側のバンクはプラグまで簡単にアクセス出来ないので、
とりあえず前側の3気筒のプラグを外してリークテスターをセットしてみる。
右サイドの気筒はリークなし、正常!
中央の気筒はリークあり。
圧縮が完全にゼロではない。
左サイドの気筒はリークなし、正常!
うーん、これはやはり重症です・・・
故障の可能性としては、
タイミングベルトは切れていないが、コマ飛びして、バルブタイミングがずれてピストンとバルブが干渉してバルブが曲がった。
あるいは、ピストンリングが破損した。
あるいは、オーバーヒートでヘッドが歪んでしまった。
など・・・
いずれにしても、簡単に修理出来ませんなー
さーどうするんでしょう?
直すのか、積み換えるのか?
最悪、廃車もありえるので、これ以上の作業は無駄なので状況を説明して、後はオーナー様の判断に任せましょう。
・・・・・結局、廃車だそうです!・・げっ!・・・