- 不具合症状
- リヤハブベアリングから異音
- 予想
- ハブベアリング交換すれば直ります
ハブベアリングは通常、ハブに圧入されているので何トンもの力を掛けてプレスで打ち抜く必要があります。
ハブを外してプレスにセットすれば難しい作業ではないのですが、ハブ自体を車から取り外す作業が、足回りやジョイント類を外さなければならず結構面倒なんです。
しかし場合によっては、ハブを取り外さず車載状態のままスピーディーにハブベアリングの交換が可能なのです。
例によって、クラウンワゴンのフロントロアアームブッシュ交換した時と同じ方法を使います。
ハブベアリングのサイズにあったボックスやリングを探してきて、ネジを締めていけばベアリングを押し出せるようにセットします。
・・・しかし、エスティマのリアハブベアリングは、大きく幅も広いので、M12のネジではまったくビクともせずネジがダメになりました〜
M18のぶっとい全ネジで再度トライするもビクともしない!
1メーター以上ある鉄パイプでパワーアップして鉄棒にぶら下がるくらい力掛けてやっとバキっと動きました。
押さえに使用した分厚い鉄板が簡単に曲がってしまいました。
おそらく数トン以上の力が掛かっていたのでは?
だいたい圧入されているベアリングを外す時は、最初の動き始めが硬いのです。しかしこのハブベアリングは焼きついているのか、ベアリングが外れるまで硬くてかなりの重労働でした!
プレスを使って圧入されているハブベアリングやブッシュの交換作業は難易度が高く面倒な作業ですが、うまく工具がセットできればプレスなしでもこのネジ力(ねじりょく)で無駄な脱着をせずに短時間で交換できますね〜
ネジ力(ねじりょく)侮れません!
積載工具のきゃしゃなパンタジャッキだって1トン位の重さを持ち上げる能力があります。
たとえプレスがない場合でも万力やいろいろな物で代用できます〜